リファラーの皆さん、ハイディーホォー!!
2023年10月21日と22日に、Rihwaが台湾のキャンプフェス「CAMP de AMIGO」(https://www.campdeamigo.com/)に出演するということで「Rihwa的台湾のプライベートレッスン」という話をしたいと思います。
●台湾とはどんなところなのか?
詳しくはWikipedia見てください(明らかに手抜き)
ざっくりふぁ言うと「民主的な中華系な地域」。要するに中国大陸側と仲が悪い。
世界政治的に言うと中華人民共和国の”巨大国家”に配慮する形で国交がない国が多く、日本も大陸と国交を結んでからはビミョーな関係。ただ民主国家を守りたいアメリカとは仲がいい…という感じでしょうか。
言語はざっくりふぁ「北方訛りが少ない北京語」で現地では「国語」、世界的には「華語(マンダリン)」が公用語。
漢字は中国大陸の簡略化されたもの(簡体字)ではなく、香港などと同じ難しい字体の「繁体字」表記。
マンダリン以外は福建省からの移民が多かったので閩南語(びんなんご)=福建語=台湾語を話す方も多く、台湾北部より南部に行くほど使う人が多い言語もあります。
さらに大陸から移民をした漢民族以外に先住民族の言語などを含めると意外と文化が多様なところでもあります。
●日本との関係
第2次大戦中は日本の植民地だったもののイメージは悪くなく、逆に社会インフラが整備されて良くなったと思う年配の方も多いとか。
台湾は親日の方が多いのですが、有名なところでは1999年9月に台中を中心とする大地震が起きた際、日本が真っ先に緊急救援隊を派遣したことに感動し、2011年の東日本大震災の際は200億円以上の寄付金が集まったという親日かつ日本大好きなところなんです。
1999年頃に空前の日本ブームがやってきて「哈日族(はーりーず)」と呼ばれる日本文化大好きな若者が増えました。
当時J-POPのCDは日本と同時リリース、ジャニーズ人気も異常、名探偵コナン=倉木麻衣という、もうわけわからない状態。
日本の人気テレビドラマを2週間後に放送、有名な話ではフジの月9ドラマで松嶋菜々子主演の「やまとなでしこ」の人気が凄くて彼女の知名度だけでなく、MISIAの「Everything」も大ヒット。
台湾の町中に「米希亞」(MISIAの中国語表記)という看板を付けたお店を見かけたりします。
植民地時代に日本語を学んだ年配の方から、日本文化好きな日本語ペラペラの台湾女子が沢山いるので安心して(?)台湾ライフを満喫できます。
左:
1999年に台湾角川が創刊したTaipei Walker。表示の女性はビビアン・スー
右:
1999年に初めて台湾に行った時にニュースでやっていた「踊る大捜査線 THE MOVIE」の名シーン。
●とりあえずRihwaと関係ありそうな話。
1.「僕が居た時間」と「ラスト❤シンデレラ」の扱い
「僕のいた時間」は「我存在的時間」、
「ラスト♡シンデレラ」は「灰姑娘拉警报」(灰姑娘=シンデレラ)と呼ばれ、日本語専門チャンネルで放送されていました。
ただし台湾はケーブルテレビが普及していて中国語・日本語・英語・ニュース・スポーツ・音楽・映画・通販・宗教専門チャンネルなどを含めて100ch以上あり、更にネット配信もあるので視聴率は…不明です。
ちなみに「ラスト♡シンデレラ」のレーティングは「小学生には指導が必要」だったようです。
公式サイトはこんな感じ(Webアーカイブしか残っていないようです)
「灰姑娘拉警報」
https://web.archive.org/web/20141207192310/http://japan.videoland.com.tw/channel/Cinderella/
2.台湾における三浦春馬、篠原涼子の知名度
三浦春馬さんについて言うと2019年に開催されたファンミーティングの模様が動画として残っているのですが、平日夜にも関わらず(チケットも高かった)相当の盛り上がりが伺えます。こんな感じ。
篠原涼子さんはアイドルグループ「東京パフォーマンスドール」時代に、台湾の番組に出演していた事があるとか。
90年代後半、台湾でも小室哲哉の知名度が高ったので代表曲も知られているのではないか。。。と推測。
最近はNetflixのドラマ「金魚妻」が台湾でも1位を獲得したそうです。
3.Rihwaの認知度は?
台湾のカラオケボックス「好樂迪(HOLIDAY KTV)」の収録リストを見る限り「春風」も「Last Love」も存在しないようで、CDが発売された形跡もないのです。
ただ三浦春馬、篠原涼子の知名度から推測すると、日本ドラマ大好き女子=主題歌または挿入歌=Rihwaという図式はあるんじゃないかな。。。と思っています(知らんけど)。
YouTubeで春風をカバーしている台湾人女性の動画が見つかったので載せておきます。
春風 Rihwa「僕のいた時間」我存在的時間 主題歌 Cover by 【綾 RIN】
あと台湾大塚製薬のポカリスェット(正確にはION WATER)のCMで「くじら」が採用されていたことがあります。
「台湾で日本語のCMソング?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、空前の日本ブーム=日本文化はカッコいいの延長線上で、日本のポカリスエット=日本の曲は全然ありで、昔からCMに日本語のナレーションが入ることは良くあることなんですね。
ちなみにこの動画のコメント欄に「あの曲を歌っている歌手は誰?」と何件かあって、日本のファンの方が「Rihwaっていうんだよ」と書いてありました(誰だよそいつ)。
4.今回のイベント会場「IKEA宜家家居 内湖店」について
ここからが変*さん的台北の歩き方の話。
今回は日本にも進出している北欧の家具店「イケア」の1階駐車場で行われるキャンプフェス。
ちなみにIKEAは日本より先に進出していて、2002年の段階で台北市内中心部にお店がありました。
コストコも日本より早く上陸しています。
場所は台北市の東側にある内湖(中国語の発音:ねいふー)区という場所。
台北市内にある台北松山空港から車で約15分。
最寄り駅はMRT/台鉄 松山駅から徒歩で25分、車で10分。
以前は何もないところだったのが1990年後半から開発が始まり、コストコは1999年頃出店、台湾系の大型スーパー、ホームセンター、インテリアショップ、テレビ局(三立電視台)、数年前には台湾マツダのフラグシップショールームがある郊外型ショッピング店舗が連なるエリア。
会場の更に西には「南港ソフトウェアパーク(南港軟体園区)」という台湾を代表するIT開発拠点や(メモリーメーカーのトランセンド、シリコンパワーなどの本社もある)、アジア最大級のPC見本市「COMPUTEX TAIPEI」が開催される大型展示場「南港展覽館」もあります。
この場所、日本人観光客がほとんど行かない場所で、会場の少し南側にあるMRT/台鉄松山駅近くの夜市「饒河街夜市(じょうががいよいち)」まではガイドブックに載っているので日本人も来るかと思うのですが、ここから東のエリアは行かないんじゃないかな?と個人的には思っています。
まぁ変*さんみたいな台北マニアだと「あ~あそこね」ですが、そんな日本人正直少ない(笑)
5.会場までの(頭おかしい)地図を作ってみました
台北松山空港からのアクセスはこんな感じ。
変*さんは直線距離で数キロ、63番のバスで1本、約15分の所に住んでいたので、最初会場名を見たときはびっくりふぁ!もう行くしかないじゃん!行かない理由が見つからなかったわけです。
更にイケアのほぼ隣にある大型スーパーRT MART(大潤發)の会員証を持っている位。
さらに調べてみるとIKEAはもともと「大潤發 内湖一店」だったようで、現在は地下に食料品売り場とレストランが入っていました。
そういえば「内湖二店」隣にもRT MARTあったよな…と思い出したくらい、めちゃくちゃ詳しいわけです(笑)
そりゃ自分と縁がある場所なんで、告知を知った1分後には(交差点の隅に行かずとも)大きな決意をしちゃったわけです。というわけでRihwaライブの初海外遠征します!
ここまで読んでくれてありがてぃーほぉー!!
【おまけ】
2002年に台湾留学中、台湾ポップスにハマっていた当時、リリイベやミニライブに行ってテレビのエンタメ番組に映りこんだことがあったり、現地の新聞に「日本からファンが来たみたい」と書かれたこともあるので、20年前から頭おかしいっていえば頭おかしいです。
もっと言っちゃうとリファラーの活動は日本語がわかればいいし、中国語じゃない分ハードルが低いとか言い始めるのでマニアすぎる…
K-POPも昔はマニア(または韓国語学習者)が聞く音楽で今は市民権を獲得したけど、C-POP(Cは中華のC)は香港映画ブームはあったものの流行りそうで流行らなかったよな。。。
C-POPはFMノースウェーブの土曜日の番組「美麗!台湾(メイリー!タイワン)」で流れているので興味のある方はどうぞ。
【最後に】
中国語・繁体字版のRihwa非公式ファンサイトを2021年10月に(渋谷・Appreciateワンマンライブの前日)作ったので参考までに(相変わらず反応は薄い…)